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間取り図って見ているだけでワクワクしてきませんか?
「ここに本棚を置いて、ベッドはこの向きで」
「ソファはこんな風に配置したらいい感じ」
「この間取りならずっとほしかった、あの家具が置けるかも」
など想像がふくらみますよね。
今回は、1人暮らし想定で1LDKの間取りをご紹介します。
自分にとって住みやすい間取りは何か、この機会に考えてみましょう!
目次
まずは、よく見かける1LDKの間取りを2つご紹介します。
どちらも比較的、都心部(とくに山手線の内側)に多い間取りです。
都心の立地が良いところ=土地が限られているので、コンパクトで効率重視の間取りになりがち。
必然的に似たような間取りの物件が増えてしまうんですよね。
まずは1LDKの基本をおさえておきましょう。
縦長1LDKとは、いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれるような、縦に細長い間取りです。
LDKの奥に洋室があり、LDKと洋室の間は引き戸で仕切られていることが多いです。
縦長1LDKは洋室にしか窓がないケースが多く、どうしても室内が暗くなりがちなのがネック。
都心で駅近になるほど、この間取りは多くなります。
日中はあまり家にいない人、立地が最優先の人にオススメです。
横長1LDKとは、LDKと洋室が横並びになっている間取りです。
個人的には、縦長タイプより使いやすい間取りだと思いますが、いかがでしょう?
対面キッチンは人気ですが、スペースを使う(3帖程度)のでコンパクトなLDKではかなり存在感があります。
左の間取りのように、ヌックカウンターがついているとダイニングスペースをミニマムにできるのでオススメです。
縦長・横長タイプの1LDKが多いとはいえ、探してみると意外にバリエーション豊かな1LDK。
さまざまなタイプの間取りから、ご自身にあった暮らし方を考えてみましょう!
LDKと洋室それぞれが独立していて、LDKを通らずに洋室へアクセスできる間取りです。
・来客があっても、プライベートスペース(寝室)は見られたくない人
・活動する(LDK)と寝る(寝室)のメリハリをつけたい人
にオススメ。
LDKの音が洋室に聞こえにくく生活音が気にならないので、2人暮らしになっても使いやすいと思います。
専有面積が小さめの1LDKに「広~いバルコニーは難しい…」なんて思っていませんか?
でも、探すと意外とあるんですよ。
ベランダでいただく食事・飲み物は「2倍おいしく感じる!!」そうです(※自社調べ)。
ベランダに出るだけで、いつもの食事が2倍おいしくなるなんて、コスパいいですよね。
・カフェテラスでお茶するのが好きな人(自宅が即席オープンカフェに!)
・自宅にいながらアウトドア気分を味わいたい人
にオススメです。
周りの視線が気になる立地だとせっかくのバルコニーも使いにくいので、眺望・周辺環境は現地でよく確認してくださいね。
また、マンションごとに使用上のルールが定められている場合があります(花壇や物置の設置禁止など)。
管理規約も合わせて確認しておきましょう!
こまめに片づけても、生活感が出てしまいやすいのがキッチンです。
いつもスッキリと生活感のないお部屋で暮らしたいという人は、キッチンが隠せる間取りはいかがでしょう?
上記の間取りは、LDKの入口からキッチンが見えにくくなっています。
キッチンはLDKの中でかなり目立つ存在なので、
・お気に入りのダイニングテーブルやソファをインテリアの主役にしたい
・来客が多いけど、キッチンの片づけが苦手or料理しているところを見られたくない
人にオススメです。
上記は、
・広めのキッチンでゆったりと料理をつくりたい人
・友人や家族を招いて一緒に料理をつくりたい人
にオススメの間取りです。
収納も豊富なので、食材のストックや気になっていたキッチン家電をそろえてもよさそうですね。
ただ、リノベ済み物件の場合、1LDKだと大きめサイズのキッチンは期待できません。
1人暮らし想定のため、コンパクトなW1800~1950サイズのキッチンがよく採用されます。
キッチンの広さやスペック重視の人は、中古+リノベの方がご自身のこだわりを反映できますよ!
左の間取りは約35㎡とコンパクトながら、LDK・洋室・廊下・洗面室・トイレとすべての場所に収納がある物件です。
収納といえば量を重視される方が多いのですが、実はどこにあるかも大事なポイント。
とくにリビング収納がある間取りはポイント高いですね!
帖数を広く見せるため、収納は洋室のクローゼットと玄関のみなんて間取りも中にはあります。
帖数にこだわったばかりに、収納が足りなくて家具を増やすことになったらせっかくの広い空間がもったいないですよね。
「スッキリ片付く」を重視するなら、収納の場所にも注目してみましょう。
テレワークがメインな方向けに、1LDKプラスアルファの間取りをご紹介します。
DENとは、書斎スペース(巣穴を意味する英語が由来)のことです。
広さは1~2帖程度が多く、
・秘密基地のような空間が落ち着く
・仕事だけに集中できる空間がほしい
人にオススメです。
上記間取り図のDENはクローゼット付きで、スーツやビジネスバッグ、仕事の資料などをひとまとめにしておけて便利ですね。
仕事関係のものがLDKや洋室に散らばらないので、オン/オフのメリハリがつけやすいと思います。
Sとはサービスルーム、日本語でいうと納戸のことです。
「納戸ってことは物置?」と思うかもしれませんが、採光の問題で“洋室”と表記されていないだけ。(※建築基準法で“洋室”と記載するには、床面積の1/7以上の採光面が必要と定められています。)
エアコンが設置できるように配管工事がしてあれば、お部屋として十分使えます。
広さは4帖前後が一般的。
書斎や趣味のスペースとして使うのに、ちょうどいい大きさではないでしょうか?
追加リノベーションで、デスクカウンターや収納棚を取り付けてもいいですね。
1LDKは専有面積がコンパクトなもの(つまり狭い!)が多いので、廊下の長さって意外と重要なんです。
上記は、廊下の長さが居住スペースにどう影響するかの一例。
専有面積はどちらも約40㎡ですが、居室の広さに約2帖の違いが出ています。
「帖数が広い=住みやすい」ではありませんが、間取り図を比較する時は廊下の長さにも注目するといいかもしれません。
色々な1LDKの間取りをご紹介しましたが、いかがでしたか?
デメリット的なこともお話しましたが、ご自分が叶えたい暮らしはどんなものかによって、理想の間取りは変わってきます。
また、暮らしやすさはエリアや周辺環境でも大きく変わりますよね。
「気に入る間取りが全然ない!」「あと少しで完璧なのに!」という人は、思い切って中古+リノベや部分リノベーションの道もあります。
まずは「どんな暮らしがしたいか」を明確にして、優先順位をつけてみましょう。
お気に入りの間取り、住みたいお家に出会えるよう応援しています!
長崎県諫早市幸町1-2
TEL. 0957-23-0808